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愛蜜花 〜優しいSとMの関係〜
第6章 6
ほんの数分だったような気もするし、数十分なのか、それとも小一時間経っていたのか、それ以上か。
時間の感覚がなかった。
目が覚めた時には、バスローブに身を包んだ幸介の腕の中に居て、乱れていた洋服は全て脱がされていた。
もぞもぞと身体を動かすと、幸介は私が起きたことに気付いたみたいだった。
『起きた?』
優しい声が頭上から聞こえる。
小さくコクリと頷くと、幸介が話を続けていく。
『嫌だった?』
…何が?と聞こうとしたけれど、何のことか分かっていたし、聞き返すのも無粋だと思ったので、少しだけ考えて首を横に振った。
『本当はね、もっともっと色々したいんだ。
大体、それで関係がダメになっているんだけどね。』
そう言うと、腕の力が緩んで、ゴロリと幸介が天井を仰ぐ。
それは、少し寂しそうで。
私が…
『わ、私は…全然嫌じゃない。』
そう言うと、ぎゅっと幸介を抱き締めた。
多分、私の中に眠っていた性癖が、そろりそろりと顔を出し始めていたんだ。
『私、幸介に色々、されたい。』
気が済むまで、犯して…
そう、言いたかった。
時間の感覚がなかった。
目が覚めた時には、バスローブに身を包んだ幸介の腕の中に居て、乱れていた洋服は全て脱がされていた。
もぞもぞと身体を動かすと、幸介は私が起きたことに気付いたみたいだった。
『起きた?』
優しい声が頭上から聞こえる。
小さくコクリと頷くと、幸介が話を続けていく。
『嫌だった?』
…何が?と聞こうとしたけれど、何のことか分かっていたし、聞き返すのも無粋だと思ったので、少しだけ考えて首を横に振った。
『本当はね、もっともっと色々したいんだ。
大体、それで関係がダメになっているんだけどね。』
そう言うと、腕の力が緩んで、ゴロリと幸介が天井を仰ぐ。
それは、少し寂しそうで。
私が…
『わ、私は…全然嫌じゃない。』
そう言うと、ぎゅっと幸介を抱き締めた。
多分、私の中に眠っていた性癖が、そろりそろりと顔を出し始めていたんだ。
『私、幸介に色々、されたい。』
気が済むまで、犯して…
そう、言いたかった。