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性話
第15章 ヘアヌード
「ヘアヌード」

考えてみたらおかしな造語だ。

ヘア(陰毛)が写るかどうかで、ただの「ヌード」から「ヘアヌード」に変わる。

それがアートなのかそうでないのか、猥褻なのかそうでないのか、などとは一切関係なく、一律「ヘアヌード」に変わる。

猥褻に関して言えば、そもそも陰毛は頭髪や体毛などと本質的には変わらない(はず)。

なのに、「そこに」生えているだけで大文字の「ヘア」と呼ばれ猥褻の対象となる(らしい)。

でも、どこに生えていようと髪(ヘア)は髪(ヘア)であり、そこに何の猥褻な意味はない。

では何が猥褻なのかといえば(個人的には猥褻じゃないと思うが)、ヘアのその向こうに性器がある――あるいは「あると妄想させる」――からだ。

性器が露出しているのなら猥褻と言われても納得できる。

そうではなく、性器を覆うように生えているだけでただの髪が大文字の「ヘア」となり、猥褻となる。

本当におかしな話だ。

とはいえ、これは昔の話。

いわゆる「ヘアヌード」が登場し、世間が騒いでいた時の話。

もう今では「ヘアヌード」も珍しくないし、そうした写真集を出版したとしてもさほど話題になることはない。

ましてやそれが猥褻なのかどうかの議論も起こらない。

だったら、もうこんな呼び方止めたらいいんじゃないか?

ヘアが写っていようといまいと、ただの「ヌード」で良いじゃないか。

ついでに言えば、それがアートなのか猥褻なのかについても「白か黒か」の二分法ではなく、「アートであり猥褻」「アートだが猥褻でない」などいろいろあって良いだろう。

それは見る人の主観や価値観によるのだから。
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