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性話
第5章 バカとセックス
子供の頃は、「セックスをするとバカになる」とまことしやかに言われたりした。
「セックスは頭の悪い子がするもの」とか。
頭の良い子は、きっとおしとやかで慎ましいセックスをするのだろう。あるいはセックス自体をしないとか……
そんなはずはないのに。
その一方で、おしとやかで慎ましそうにしている女が、淫らではしたないまでのセックスで乱れに乱れているとしたら?
そんなふうであってほしい、と願ったりもした。
ちょっとワルっぽい子が、淫乱であっても面白くないのだ。
男の妄想、願望とはかくも勝手なものだ。
女もそうなのだろうか?
女も女なりに、そうなのだと思う。オンナとして、そうに違いない。
これらは思春期のこと。
オトナになれば、そんなの嘘っぱちだったと吹っ飛ぶ。
数か月前のこと……
有名国立大卒業の高学歴リケジョがAV女優になり、その半生をつづった「告白本」を読んだ。
様々な性遍歴の中で、自身のセックス好きを自覚し、「性」を仕事にするまでを描く。
バカとセックスは関係ないという当たり前の事実。
バカなのは妄想する側だ。
むしろ著者は間違いないく頭が良い。
その頭の良さを「武器」に、セックスについえいろいろを思いを巡らし、悩んだ末に、性の仕事を選んだ。
それが巧みな描写とともに描かれる。エッセイとして極めて秀逸。
彼女のエッセイを読んでいると、セックスに優劣をつけるわけではないけれど、
「良いセックスをするには、頭が良くなければならない」
という結論に達しそうになる。
でも事実、そうなんじゃないかと思う。
たかがセックス、されどセックス。
意外と「奥」が深い。
「セックスは頭の悪い子がするもの」とか。
頭の良い子は、きっとおしとやかで慎ましいセックスをするのだろう。あるいはセックス自体をしないとか……
そんなはずはないのに。
その一方で、おしとやかで慎ましそうにしている女が、淫らではしたないまでのセックスで乱れに乱れているとしたら?
そんなふうであってほしい、と願ったりもした。
ちょっとワルっぽい子が、淫乱であっても面白くないのだ。
男の妄想、願望とはかくも勝手なものだ。
女もそうなのだろうか?
女も女なりに、そうなのだと思う。オンナとして、そうに違いない。
これらは思春期のこと。
オトナになれば、そんなの嘘っぱちだったと吹っ飛ぶ。
数か月前のこと……
有名国立大卒業の高学歴リケジョがAV女優になり、その半生をつづった「告白本」を読んだ。
様々な性遍歴の中で、自身のセックス好きを自覚し、「性」を仕事にするまでを描く。
バカとセックスは関係ないという当たり前の事実。
バカなのは妄想する側だ。
むしろ著者は間違いないく頭が良い。
その頭の良さを「武器」に、セックスについえいろいろを思いを巡らし、悩んだ末に、性の仕事を選んだ。
それが巧みな描写とともに描かれる。エッセイとして極めて秀逸。
彼女のエッセイを読んでいると、セックスに優劣をつけるわけではないけれど、
「良いセックスをするには、頭が良くなければならない」
という結論に達しそうになる。
でも事実、そうなんじゃないかと思う。
たかがセックス、されどセックス。
意外と「奥」が深い。