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12歳年下の彼とクリスマスする話
第11章 12歳年下の彼とクリスマスする話

巴の手の平の上にある
赤い布の団子の
端っこと端っこを彼が持って。

ぴらん…とそれを広げて見せて来る。

『これ…巴さんの…ですか?
真っ赤な…フルオープンのパンティー』

見覚えのある…真っ赤なレースの
大事な部分に布が全く無い。
フルオープンの…真っ赤な
セクシーショーツ…、そう…
さっき着ていた…ベビードールと
本来セットのショーツで。
デザインがあまりにも…大胆で
えっち過ぎて…私が…
恐ろしくて履けなかった…やつだ…。

「そっ…それは……その…ぅ…」

『巴さんは…これを…、
今日の為に…用意してくれたんですか?』

まるで…悪い事をして、
取り調べでも受けている気分だ…。

「ち…っ違う…んですッ…その、
こ、これは…あの…おっぱいの所が
リボンになってる…ベビードールに
元々セットになってる…ショーツで…
でっ、でも…その…、ちょっとえっち
って言うか、えっち過ぎるからっ…」

『じゃあ…こっちは…巴さんは
履かないつもりなんですか?』

まるで、履いて貰えない
ショーツが可愛そうと言いたげな
そんな口調で彼に問いかけられる。

「でっ…でも…これは…その…ッ」

『このショーツ、今日…夜に
家でパーティーする時に
履いて貰っても良いですか?
だって、あれも…僕が巴さんに
リクエストしたから、わざわざ
買って、用意してくれたんですよね?』

”あれ”と…彼が言って来て。
すっかり忘れていた”あれ”の
存在を…巴は…思い出した。

そう…もこもこのファーの
手錠と、アイマスク。

そうだ、彼が…これって…挙げた中に
ファーの手錠とアイマスクもあったから。

自分で買って用意してて、
すっかり…存在を…忘れてしまってた。

『だったら、あれも…僕への
巴さんからのプレゼントって事ですよね?
だったら、僕には…これを履いて、
手錠を付けた。巴さんを…頂く権利が…
当然、ある…って事ですよね?ね?
いやぁ…、今夜のホームパーティーも
楽しみだなぁ~、僕』

「やっ…ダメッ…アレは…違うのッ
あんなの…履け…ない…ッ…」

『あ、そうだ…。だったら、
僕に言い考えがありますよ』

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