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12歳年下の彼とクリスマスする話
第11章 12歳年下の彼とクリスマスする話

昨日は…あんな…
素敵なクリスマスを…
私にプレゼントして置いて…。

この…私の12歳年下の
彼氏様…もとい、サンタ様は…。

この期に及んで…まで、
追い打ちみたいにして…
私に…何を…贈ろうとしてるんだか…。

「ねぇ、港斗君…これ…開けていい?」

『ええ、勿論…。開けて下さい
巴さんへのプレゼントですから…』

カサッ…、包まれている
包装紙を開くと。
その下の箱の写真を見て…
箱を開けなくても、中身が
巴には…分かった…のだが。

「これっ…、港斗君…」

『ええ、巴さんが…クリスマスに
欲しいって言ってたプレゼントですよ』

ぷぅ…と納得が出来ないと
言いたげに巴が頬を膨らませていて。

『ダメでしたか?電気毛布…』

「電気毛布は…欲しいって…
思ってた…から…悪くないよ。
欲しいなって思ってたから…」

そう言いながら貰った
プレゼントの電気毛布を
ぎゅっと巴が自分の胸に抱いていて。

『じゃあ…なんで…、
そんな…微妙な顔なんですか…?』

「だって…、港斗君から…色々
貰ってばっかり…で…、
なんか…悪い気がしちゃって…」

『え?大丈夫ですよ…。
この後…巴さんから…貰えるんですもん…
ね?そう言う話…でしたよね?』

そうだ…、すっかり忘れてた。

この後…、昨日…用意してたけど

渡してなかった…アイマスクと

ファーの手錠…を…。

彼にプレゼントする…って、

そう言う話…になってるんだった…。

そ…れ…、に…、だ。

あの…おっぱいの所が

リボンになってる…ベビードールの

セットになってた、フルオープンの

あの…全開で丸見えの…ショーツを…。

履くって…話…だったのを…思い出した…。

『とりあえず…巴さんからの
プレゼントの前に、
一緒にケーキ食べましょうか?』

そう彼がこっちに声を掛けて来て。
小さいサイズのホールケーキに
嬉しそうにケーキ用の花火を
3本立てて火を点けて。
食べやすいサイズにカットして、
一緒にデパ地下で買ったケーキを
食べたんだけど……。

私は…内心…気が気では無くて。

そのデパ地下のケーキの味は…、

あまり良く…憶えていない…。


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