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12歳年下の彼とクリスマスする話
第5章 12月12日の火曜日
突然に…有休が残ってるから、
ちょっとでも良いから消費して欲しいと
インフルの時に有休は3日貰ったけど。
それまで全然有休を使ってなかったから。
総務の人に言われてしまって。
まだ2日残ってるから、最低でも年5日は
有休使って貰わないと困ると言われて。
とは言っても、今年は29日で仕事納めだし。
半日だけでも…とりあえず使ったらと
言われてしまって、午後から帰らせて貰った。
何かする事あるかと言えば、
ちょっと買いたい物があったので。
地元のショッピングセンターの
ランジェリーショップに向かった。
何を買いに来たかと言うと。
クリスマスポイ感じのちょっとえっちな
ランジェリーが…無いかなって。
まぁ、ここに無ければAmazonでも
楽天でも探せばいいだけだし。
巴はそう思いながら、
そのランジェリーショップに入ると。
結構派手な感じの下着を、
抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこしながら
選んでいる若い女性客が居て。
別に商品を選んでるだけなら良いが
誰かと通話中みたいで。
大きな声で話しながら商品を選んでる。
『えええっ~?そんな訳ないじゃん
あんな、15も年上のオッサン…』
15歳も年上のオッサン…、
あの…雄介さんが連れてた女の人…。
丁度、港斗君と同じぐらいの年齢だったから。
あの人が…24歳なら、私は36で、
雄介さんが39だから…ピッタリ
15歳年上のオッサン…にはなるだろうけど。
この棚の場所からは、
相手の声が聞こえているだけで、
顔はうかがい知る事は出来ない。
『きゃはははあっ、うけるぅ、無いって
そんなんじゃないって、違うって。
陽斗は…まーくんの子供だって。
あのオッサンの子供じゃないよ~。
だって、私は昔から、
生は、まーくんだけだもん』
あ~、良くある托卵ってやつか…。
この人の旦那さんお気の毒に…。
自分の子供じゃない子供の
養育費…支払わされてるんだ…。
『そうそう、だから、
この子の為に、…仕事増やすって
張り切ってて、副業始めたからさ、
あのオッサン。だから、居ない時に
まーくん呼んで、えっちしてるよ~』