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HO!HO!HO!
第2章 クリスマスイブ
イブの夜だった。


シトシトと冷たい雨がスカイツリーの輝きを一層際立たせ綺麗だ。


街のイルミネーションと雨の中ケーキの箱を持ちながら足早に傘を挿し急ぐ人々。


僕は凍える手でポケットの中の箱を握りしめる。


吐息は白く心底冷える。


「雪になるかもな…」


僕はポツリと呟いた。



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