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蛇神様の花わずらい
第6章 花嫁の記憶
「まぁ、その前に、まだ祭の最中だけどな」

暗夜が呟いた。

三人のまとう気配が変わった。
こちらを見る目が、肉食獣のように光る。

「あ、の……?」

逃げ腰になる美鎖の腰には穂波がまとわりついている。

「昨日は僕が最後だったから、今度は僕からでいいよね?」

天使のような顔をいたずらっぽく輝かせる。

「ひゃ……!」
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