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蛇神様の花わずらい
第6章 花嫁の記憶
「ごめんね、美鎖。辛い思いをさせて。ちょっと待って……今、すぐ……」

穂波が切っ先をあてがう。

熱くて硬い感触に、思わず美鎖は息を止める。

「あ、ああっ……!」

痛かったのはほんの一瞬だけ。

焦れていた場所をえぐられるのは、たまらなく気持ち良い。

「はあああああああ!」

奥まで貫かれて、美鎖の体が震える。
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