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蛇神様の花わずらい
第6章 花嫁の記憶
「……え?」

(舐めるって、何を……?)

熱に浮かされた美鎖の目が、やっと実像を結ぶ。

至近距離にある男性の性器に、慌てて顔をそらした。
直視するのはまだ恥ずかしい。

「生娘みたいな反応も可愛らしいですけどね。ほら、美鎖。怖がらないで」

雪影の手が美鎖の顔を無理矢理元に戻させる。

「ホント、雪影って容赦ないよね」

その様子を見ていた穂波がため息を吐く。
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