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蛇神様の花わずらい
第6章 花嫁の記憶
それから祭が終わるまで、美鎖は三人に抱かれ続けた。
三人は競い合うように美鎖を求め、美鎖は息も絶え絶えになりながら全てを受け入れた。
限界だと思うと救いの手が差しのべられ、少し回復してくるとまた奪われる。
閉じられた空間で肌を重ね合い、浮いては沈む。
美鎖の体は三人の手によって開かれ、暴かれ、次第に馴染んでいった。
「愛してますよ」
「好きだ」
「大好き」
降り注ぐ愛の言葉。
世界に自分たちしかいないのではないかと思った。