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第7章 新しい生活

ただ、恥ずかしいのか、美鎖と目が合うと眉をしかめて顔をそらしてしまう。

人を拒絶するような雰囲気をまとっているのに、そのギャップを可愛いと美鎖は思っていた。

そして、最後の一人、穂波。

彼は無邪気に部屋の窓から身を乗り出していた。

「見て見て、美鎖！ あっちに富士山が見えるよ！」

「ちょっ……！」

美鎖は慌てて穂波の体を引っ張り、窓とカーテンを閉めた。

「女子寮に男性がいるってバレたらどうするんですかっ」