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第7章 新しい生活

そうっと扉を開くと、高校時代ずっと相部屋だった理子だった。

「美鎖、久しぶり～。引っ越し終わったー？」

理子も由緒正しいお嬢様なのだが、偉ぶったところもなく庶民的で、付き合いやすい少女だった。
家同士の付き合いもあり、幼い頃から仲の良い親友だ。

「う、うん、だいぶすっきりしたよ」

「じゃあ大学に行ってみない？ どんな雰囲気か見てみたいんだ。大学からは男女共学だし、ちょっと緊張しちゃって」

「そうだね、わたしも行きたい」