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蛇神様の花わずらい
第7章 新しい生活
美鎖は後で待ち合わせてキャンパスに行くことにした。

いったん理子と別れ、部屋に戻る。
三人は大人しく中で待っていた。

「あの……友達と出かけてきたいのですが」

「まぁ、いつまでも美鎖にべったりというわけにもいきませんしね。私は美鎖の祖母から頼まれ事をされていますし」

「俺も一度、蛇神の里に戻る」

雪影と暗夜は予定があるらしい。

「じゃあしばらくは僕が美鎖を独り占めだね」

穂波が心底嬉しそうに笑った。
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