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蛇神様の花わずらい
第9章 ホテルにて
「美鎖はどんなふうに鳴いてくれるか気になって」

それはピンクローターとバイブだった。

天使のような顔で笑う穂波が手にすると、えげつないにも程がある。

「ほ、本気ですか……?」

「もちろん♪」

まずは小さい方ね、と、穂波はローターをいじりだす。
丸くつるっとした物体は、スイッチを入れるとぶるぶる震えだした。
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