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蛇神様の花わずらい
第9章 ホテルにて
美鎖が一人で赤面していると、急に穂波の目が開いた。
ガバッと起き上がる。

穂波の顔はどこか遠くを見ていた。
眉間に険しいシワが刻まれている。

「ど、どうしたんですか?」

「暗夜がヘマしたって」

「え?」

「美鎖、すぐ寮に帰るよ」

穂波は慌てて服を着始めた。
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