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蛇神様の花わずらい
第10章 暗夜とおうちデート
「もう大丈夫だろ」

傷があった場所にはピンク色の新しい皮膚が出来ていた。

ただ、まだ血がこびりついているところもあって痛々しい。

「お風呂、使います? きっとさっぱりしますよ」

美鎖は無意識のうちに暗夜の側にきて傷口を眺めていた。
見上げた瞬間、いつの間にか暗夜の顔がすぐ近くにあることに驚く。

「だからおまえ、そーゆーのは……」

気づけば、半裸の男性にもたれかかるような体勢になっている。
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