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蛇神様の花わずらい
第13章 着付け室にて
雪影の肌は白くて、ほっそりとしていて優美だ。
儚げで、妙な艶かしさがある。

「愛しています、美鎖」

熱い吐息とともに、口づけが降ってくる。

雪影の髪に取り囲まれて、まるで銀色の檻に捕まってしまったかのような錯覚に陥る。

「ふっ……!」

雪影は何度も舌を絡めては、深く深く唇を重ねてくる。
上顎をくすぐられて、美鎖は鼻にかかった声をあげる。

「くぅんん……っ!」
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