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蛇神様の花わずらい
第14章 神様の仕事
美鎖はぎこちなく返事をして、さっさと部屋に戻ることにした。
背後では雪影が寮生に質問責めにされている。

雪影も、暗夜も、穂波も、美鎖を心配してくれるのはありがたい。
けれど、ここまでやるのはどうなのだろう。

雪影に至っては、絶対に裏で手を回したに違いない。

カフェの店員も、寮の管理人も、神様の仕事としてはかなりの違和感だ。

(でも、三人とも楽しそうだな)

三者三様に人間の世界に溶け込んでいる姿を思い出して、美鎖は少し胸が温かくなるのを感じた。
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