この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蛇神様の花わずらい
第16章 穂波の悩み事
「さっきは、その、怒らせてしまって」
穂波は首を傾げていたが、少しして思い出したように言った。
「ああ、さっきの新歓コンパ?」
すぐに口を歪めていたずらっぽく笑う。
「ホント、美鎖ってば無防備すぎ。あんな奴らにベタベタされちゃってさー。平手打ちくらいしても良かったんじゃないの? なんだっけ、最近はあーゆーの、セクハラって言うんだっけ?」
穂波に笑顔が戻ってきたことに、美鎖は少しホッとする。
「それもそうなんですけど、その後、黙ってて欲しいって言われたので、何かお気に障ったのかと……」
穂波は首を傾げていたが、少しして思い出したように言った。
「ああ、さっきの新歓コンパ?」
すぐに口を歪めていたずらっぽく笑う。
「ホント、美鎖ってば無防備すぎ。あんな奴らにベタベタされちゃってさー。平手打ちくらいしても良かったんじゃないの? なんだっけ、最近はあーゆーの、セクハラって言うんだっけ?」
穂波に笑顔が戻ってきたことに、美鎖は少しホッとする。
「それもそうなんですけど、その後、黙ってて欲しいって言われたので、何かお気に障ったのかと……」