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蛇神様の花わずらい
第16章 穂波の悩み事
「穂波さんが昔どうだったかは知りませんけど、蛇神様であることに変わりはないじゃないですか」
「僕も昔はそう思ってたんだけどね」
穂波は美鎖から体を離すと、小さく苦笑した。
「僕ね、神様になってからの年齢は、美鎖と同じくらいなんだよ。こんなにすぐ巫女と適合出来るのって、珍しいんだって」
そういえば、雪影は二千年も待ったようなことを言っていた。
「美鎖と出会ったのは、何て言うか……やっぱり運命だと思う。初めて会った日、自然と引き寄せられたんだ。気づいた時には、目の前に幼い美鎖がいてさ」
「僕も昔はそう思ってたんだけどね」
穂波は美鎖から体を離すと、小さく苦笑した。
「僕ね、神様になってからの年齢は、美鎖と同じくらいなんだよ。こんなにすぐ巫女と適合出来るのって、珍しいんだって」
そういえば、雪影は二千年も待ったようなことを言っていた。
「美鎖と出会ったのは、何て言うか……やっぱり運命だと思う。初めて会った日、自然と引き寄せられたんだ。気づいた時には、目の前に幼い美鎖がいてさ」