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蛇神様の花わずらい
第16章 穂波の悩み事
美鎖は首を振る。

「穂波さんが何を考えているのかわかって、嬉しいですから」

穂波の顔が、今にも泣きそうになる。

「そんなこと言われると、甘えたくなっちゃうよ……」

こつん、とお互いの額がぶつかる。

穂波はすがるように、かすれた声で囁いた。

「ちゃんと責任とってよね……?」

今度のキスは、深くて優しかった。
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