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蛇神様の花わずらい
第16章 穂波の悩み事
「また私が働いている間に、穂波と乳くりあっていたわけですか」

朝である。

目覚めるとベッドの側で雪影が仁王立ちになっていた。

「お、おはようございます……」

美鎖は自分が身に何もまとっていないことに気づいて、蒲団の中に隠れる。

一方、穂波は何も気にしていないのか、目をこすりながら起き上がった。

「雪影、おはよぉ~」

暢気に大あくびしている。
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