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蛇神様の花わずらい
第16章 穂波の悩み事
「美鎖、今日はさ、別のサークル見に行こっか」

穂波は軽やかに立ち上がって、うきうきと服を選び始める。

「穂波さん……」

自信を失いかけていた穂波は、どうやら立ち直れたらしい。
美佐も微笑むと、雪影はげんなりとした顔をした。

「人の話を聞いているのですか……」

「あ、雪影さー、今度、力の制御の仕方教えてよ」

にっこり微笑む穂波に、雪影も降参するしかないようだった。
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