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蛇神様の花わずらい
第17章 雪影のお仕置き
中学生か高校生か。
まだあどけなさの残る、おかっぱ頭の少女だ。
夜でも鮮やかに映える赤い着物を着ている。

白銀の蛇が何匹も手足に絡み付き、少女の体の自由を奪っていた。

「追い詰めれば本人が出てきてくださると思っていましたよ」

雪影はうっすらと笑って少女を見下ろしている。

「雪影さん、この子が?」

美鎖は驚くことしか出来なかった。
美鎖よりどう見ても年下だ。

「ええ、あの犬の飼い主です」
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