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蛇神様の花わずらい
第18章 暗夜の闇
暗夜は獣のように腰を振りたくる。
肌が打ち付けられるたびに乾いた音が響いた。

痛め付けられてもいい。
暗夜の余裕のなさが、本当に自分を必要としていることを教えてくれる。

「美鎖っ……!」

背骨が折れるほどきつく抱き締められた。

暗夜が爆ぜる。

しばらくして、耳元で荒い息を吐く音が聞こえた。
美鎖はぼんやりと暗夜の髪を撫でた。
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