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蛇神様の花わずらい
第18章 暗夜の闇
「美鎖、悪い……俺……」

暗夜が泣きそうなぐらい眉を歪めている。

そんな顔は見たくない。

額に張り付いた髪をすいてやりながら、美鎖は微笑んだ。

「いいんです……私は嬉しいですから」

美鎖の体は暗夜のつけた噛み痕だらけだった。
そんな自分の体を愛しく思う。

「少し治まったから、今度は優しくする……」

暗夜が美鎖を抱き上げる。
体の奥はまだ繋がったままだった。


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