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蛇神様の花わずらい
第19章 ともだち
その後、二人は何軒かショッピングを楽しんで帰途についた。

寮に着くと、ロビーがいつもより静かだった。
雪影はいないらしい。

「ねぇ、理子……」

美鎖は思いきって声をかけた。
階段を登っていた理子がくるりと振り返る。

「?」

理子のまばたきを繰り返す目が、何も疑っていない綺麗な瞳が、まるで美鎖を責めているようだった。
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