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第19章 ともだち

「きゃっ！」

理子が逃げようとするが、暗夜は腕を離さない。
蛇たちは理子の顔に、首に、手に、全身に噛みついた。

「いやあああああああ！」

理子が狂ったように暴れだす。

蛇たちは溶けるように消えたが、牙の痕はくっきり残った。
そこから皮膚がだんだん緑色になっていく。

「なにこれっ！？ 何なの！」

変色した部分には、ウロコが生えていた。
理子の全身が、金属のように光沢を放つ緑色に覆われていく。

まるで、蛇のように。