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蛇神様の花わずらい
第20章 蛇神様の巫女
「僕が手伝ってあげるよ」

穂波の手が美鎖の手に添えられる。
まるで暗夜と穂波の両方に責められているようだ。

「おまえら……」

暗夜が低く唸った。
暗夜の背後では雪影がにっこりと微笑んでいる。

「あっ!」

先端が、めり込む。

とろけた入り口をかき分けて、深く深く突き刺さる。
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