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蛇神様の花わずらい
第4章 初夜 2
気を遣ってくれているらしい。

そう気づいた瞬間、何だか恥ずかしくなって美鎖の頬が熱くなる。

唇が重なる。
今度は深いキスだった。

頭の後ろを撫でられながら、ゆったりと舌を絡められる。

暗夜が大切にしてくれているのがわかる。

心の奥に、ぽっと火が点ったようだった。

(なんか……とけそう……)
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