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蛇神様の花わずらい
第4章 初夜 2
重力がなくなる。
体が浮いて、どこかへ持っていかれる。

またイッたのだと気づいたのは、しばらくして意識が戻ってきてからだった。

暗夜がいたわるように体中にキスを降らせている。

美鎖はぼんやりとそれを眺めていた。

足の間から、精液が零れ落ちた。

「暗夜、終わったなら早くどいてよ」

順番を待っていた穂波が急かす。

「……おー」

気だるげに暗夜が体を起こした。
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