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蛇神様の花わずらい
第5章 初夜 3
「美鎖、起きてー?」

穂波はくりくりした目をした、童顔の少年だった。
仕草もどこか子どもっぽい。

雪影と暗夜が大人っぽいので、余計にそう見えるのかも知れない。

美鎖はまだ荒い息を吐いていた。
足を閉じる気力もない。

穂波の手が、無遠慮に伸びてくる。

いきなり姫穴に指を二本突っ込まれて、美鎖は悲鳴をあげた。

「ひいぁ!」

「うわ、ぐちゃぐちゃで、ホント気持ち良さそう」
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