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蛇神様の花わずらい
第5章 初夜 3
泣き始めた美鎖に、穂波がオロオロする。

「お願いだから泣かないで」

頭を撫でられる。
困ったような顔をした穂波は、女の美鎖でも可愛いと思う。

「ごめん、今度は優しくするから。ね?」

必死な言い方に、美鎖は思わずうなづいていた。

穂波はホッとしたように微笑んだ。

「でも僕、美鎖のいいところよくわからないからなぁ。どこが気持ちいいか、ちゃんと言ってね」

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