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蛇神様の花わずらい
第5章 初夜 3
無邪気さゆえの残酷さ。

「ダメっ! だめぇっ!」

冷静な雪影とも、気遣うような暗夜とも違う。
純粋な好奇心で、穂波は自由に指を動かす。

「あ、これ良いかも。ほら、美鎖の中、きゅってした」

「ううううう……」

ぐちゃぐちゃと大事な場所を掻き回される。
せっかく落ち着いていた痛みがぶり返してきて、美鎖は涙をこぼした。

穂波が慌てて指を抜く。

「ご、こめん! イヤだった?」

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