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続々ストリート・キス
第1章 続々ストリート・キス
…頭いてぇ…飲みすぎたぁ…。
なんの名目なのかよくわからない職場の宴会の翌日、一人暮らしのアパートの部屋の、狭いベッドに寝転がったまま、ガンガン痛む頭で昨夜のことを考える。とは言っても彼女のこと以外は記憶から抜け落ちていた。
いつもよりもはしゃいだ感じの彼女は最初からハイペースで飛ばしていた。どこの席にいても、宴会の途中で、いつものように気づいたらいつのまにか僕のすぐ隣にしどけない風情で座り、僕とおしゃべりしながら、初々しいピンク色に染まった顔で酒を飲んでいる。時々、上目づかいで僕を見る。ものすごく色っぽい。昨夜もそうだった。そんな彼女につられた僕は浴びるほど酒を飲んだ。
昼間の仕事中の彼女と、僕の隣ではにかんだように笑う彼女はぜんぜん違う。まるで別人だ。クールにテキパキと仕事をこなし、
「江田さん。これをお願い。夕方までに仕上げて」
「昨日のデータは上がっていますか?午後までに欲しいのだけど」
「江田さん。ここが間違っています。この前、教えたよね」
なんの名目なのかよくわからない職場の宴会の翌日、一人暮らしのアパートの部屋の、狭いベッドに寝転がったまま、ガンガン痛む頭で昨夜のことを考える。とは言っても彼女のこと以外は記憶から抜け落ちていた。
いつもよりもはしゃいだ感じの彼女は最初からハイペースで飛ばしていた。どこの席にいても、宴会の途中で、いつものように気づいたらいつのまにか僕のすぐ隣にしどけない風情で座り、僕とおしゃべりしながら、初々しいピンク色に染まった顔で酒を飲んでいる。時々、上目づかいで僕を見る。ものすごく色っぽい。昨夜もそうだった。そんな彼女につられた僕は浴びるほど酒を飲んだ。
昼間の仕事中の彼女と、僕の隣ではにかんだように笑う彼女はぜんぜん違う。まるで別人だ。クールにテキパキと仕事をこなし、
「江田さん。これをお願い。夕方までに仕上げて」
「昨日のデータは上がっていますか?午後までに欲しいのだけど」
「江田さん。ここが間違っています。この前、教えたよね」