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禁愛
第7章 切恋
亨サイド…
一週間経った後でも、栞奈からの連絡は無い。
亨は仕事に集中する事は出来なかった。
ずっと栞奈の事を考える…。
未だに理由は分からない。
『栞奈、何かあったのか?』
目の前が暗く、何も手に着かなかった。
「栞奈、お前に会いたい…」
亨も食事が喉を通らず、あまり寝られなかった。
ベッドに横になってもぼーっと天井を見つめるだけだった。
何度も電話をしようと思ったが、それはしなかった。
多分、出ないと思ったのだろう。
亨も苦しくなっていた。