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第3章 再会

会場に着き優と別れる。

中に入ると、普通にしてても目立つのに、今日は特に目立って居た。

「やっぱり。派手すぎたかな…」

栞奈はうつむきながら、同窓会の開かれるフロアーへ急いだ。

会場の前で受付を済ませ、中に入ると3人の女性が寄ってきた。

「栞奈？栞奈だよね？」

「うん、そうよぉ。えっと真紀に、裕子に、明美だよね？」

「そうよ！そうよ！」

3人は声を揃えて答えた。

3人は栞奈の手を引きフロアーの中央に連れてった。

そこに行くまでに、みんな振り返った。

連れていかれた先には当時のクラスメートが固まって居た。

「栞奈きたよー」

周りが次々に栞奈に話しかける。

栞奈は、懐かしくて楽しかった。

同窓会が、始まって1時間くらい経った頃だろうか…

一人の男性が話を掛けてきた。

「結婚したんだってな？」

「あぁ！立花君！久しぶりね。結婚？3年前にね」

「子供は？」

「まだ、居ないの。もう少し後でも良いかなってね」

話を掛けてきたのは、立花　亨だった。

昔から顔も良く勉強もスポーツも出来た為、クラスでも一番人気だった。

大人になった立花は、男子から男性になっていて、魅力的に見えた。

「二次会行くだろ？」

「ううん、一次会で帰るわ」

「旦那、厳しいの？」

「そんな事無いよ、でもヒール履きなれて無くて、足痛くなっちゃった…」

二人は、少し会話をしその場を離れ、それぞれ別の場所へ向かった。