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禁愛
第13章 再出発

少し仕事の話をし、
「そろそろ、私、帰るわ…」
「そうか…今日はありがとう…送るわ」
「大丈夫よ、タクシー拾うから」
栞奈の家を出て大通りへと歩いた…。
優と住んでた家を見ないようにしていたが…
つい、目を向けてしまう…
玄関には灯りがついている…
栞奈の胸は締め付けられた。
『見ないようにしてたのに…』
今は、自分の家では無い…もうただいまと言って入れない家をただ
栞奈は見つめていた。
その時、玄関の扉が開いた…。
栞奈はとっさに体を背け足早にそこを立ち去った。
中から出て来た人が、優だったのか…それとも彼女だったのかは
確認しなかった。
大通りにまっすぐ向かいタクシーを拾う。
何も考えず…ひたすら流れる景色を見た。
「運転手さん…スミマセン…行先を変えて下さい…」
行先を告げ、タクシーが言った方角へと進んだ。
「そろそろ、私、帰るわ…」
「そうか…今日はありがとう…送るわ」
「大丈夫よ、タクシー拾うから」
栞奈の家を出て大通りへと歩いた…。
優と住んでた家を見ないようにしていたが…
つい、目を向けてしまう…
玄関には灯りがついている…
栞奈の胸は締め付けられた。
『見ないようにしてたのに…』
今は、自分の家では無い…もうただいまと言って入れない家をただ
栞奈は見つめていた。
その時、玄関の扉が開いた…。
栞奈はとっさに体を背け足早にそこを立ち去った。
中から出て来た人が、優だったのか…それとも彼女だったのかは
確認しなかった。
大通りにまっすぐ向かいタクシーを拾う。
何も考えず…ひたすら流れる景色を見た。
「運転手さん…スミマセン…行先を変えて下さい…」
行先を告げ、タクシーが言った方角へと進んだ。

