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禁愛
第4章 想い
亨は、栞奈をぎゅーっと抱きしめ・・・

「栞奈、この前言ったこと、俺本気だから…」

「えっ?」

「栞奈の事、ずっと好きだった…」

栞奈の心臓がまた、ドキンとなる…。

「ダメよ…私には、夫が居る…」

「構わないよ、俺は構わない…俺を栞奈の恋人にして…」

栞奈の中で、何かが変わった気がした・・・。

「私は、人妻なのよ…そんな事…できな」

その時、唇を塞がれる。

「なにがあった?栞奈、旦那と何かあったんだろう?」

急に現実に戻される…
優…謎の女性…そして…自分の過ち…

「自分を責めるなよ…お前は何かをずっと我慢してたんじゃないのか?
 それが今夜爆発しただけだよ…」

図星だった…。
今まで、聞き分けの良い妻を演じてただけ…
優を愛してるけど、嫌われたくないと思い…優には何も言えずに居た。

今回の事もそうだ、優に気を使って何も聞けずに居た結果招いた事…。

「俺を、利用してくれて構わない…」

「利用?」

「お前が泣くぐらいなら、俺はその涙のはけ口にしてくれて構わない…
 お前が淋しいときにだけ、会ってくれて良い…栞奈、俺はお前を救える…」

真っ直ぐに放たれた言葉は、栞奈の心を動かした。

「少し、待って…今、頭の中いっぱいいっぱいなの…自分でもどうしてこんな事したのか
 分からない…でも、今、ものすごく満たされてる…不思議よね…」

「それで、良いんだよ…答えはいつでも良い…」

栞奈の頭を撫で、亨は着替えをし始めた。

「近所の人が起きる前に、送ってくよ、噂とかになったら大変だろう?」

「あぁ…うん…」

二人は、マンションを出て、待ち合わせた喫茶店へ向かった。

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