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12歳年下の彼と城崎温泉旅行する話
第10章 城崎温泉の…朝
大きなのが釣れて喜んで
写真撮影してたら
糸が切れちゃったんだけど。
『巴さん、凄いですよ。
大物が釣れたじゃないですか』
しばらくその大きなサイズのアジが
入ったバケツを眺めていたのだけど。
結果としては数は
港斗君の方が多くて
でも大物が釣れてるから
勝負は引き分けですねと
彼が笑って居て。
アジの匂いが手についてたので
釣りの受付の隣にある
手洗い場で手を3回ほど綺麗に洗って。
2人で釣ったアジを1つにして、
アジバーで天ぷらにして貰う様に
お願いをして。番号の書かれた
半券を受け取った。
『隣行って良いですか?』
アジの天ぷらを待つ間に
隣のホットスナックが
売ってる売店に行きたいと彼が言って。
アジバーのお隣さんの売店では
炉端焼きの焼き場があって。
イカ焼きや焼きちくわや
サザエのつぼ焼きを焼いてくれる。
イカ焼きとさざえのつぼ焼きと
焼きちくわを注文して
私はカルピスソーダを
彼はコーラを一緒に頼んで。
海が見える場所に移動して。
揚げたての紙袋に入れて貰った
アジの天ぷらを受け取りに行って。
トンビに注意の看板を横目に見ながら。
揚げたての絶品のアジの天ぷらを
彼と一緒に食べて。
『これ、巴さんが釣った
あの大きなアジですよ。
全然大きさ違いますもん』
松葉おろしにして
天ぷらにしてあるので。
私が釣ったあの大物のアジは
彼と半分こにして食べた。
「結構食べちゃったけど…
お昼ご飯大丈夫なの?」
『はい、お昼は…この辺じゃなくて
出石で出石蕎麦食べたいんで。
遅めになるんで、これ位
今食べといて良い感じですよ』
ここから出石蕎麦で有名な
出石までは1時間ぐらいかかるから
今小腹をある程度満たして置いて
確かに丁度いいのかも知れない。
思わずビールを飲みたくなる様な
釣りたての新鮮なアジの
天ぷらを頂いた後は、
コミカルなやり取りが楽しい
スタジアムでの
イルカショーを楽しんで。
日本海の絶景を楽しみながら
入れる足湯に浸かって。
売店でお土産を買って
城崎マリンワールドを後にした。
駐車場に戻る前に、
外にある方のお土産物屋さんも見て。
大和にアザラシのぬいぐるみを
お土産に購入した。