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12歳年下の彼と城崎温泉旅行する話
第11章 城崎から出石へ

「そうだなぁ…折角だし…、
こんなの…買っちゃったの…
港斗君には…運転して貰っちゃったし
サービスしちゃおうかなぁ~」

そう言って、マリンワールドの
前のお土産物屋さんで買った。
カニの身が入ったカニミソと
美味しい焼きちくわを、
宅飲みのおつまみに提供して。

お湯張りが出来たと…
キッチンから聞こえて来て。

「城崎温泉とは…程遠いけど、
おうち…お風呂なんて…
ご一緒に如何でしょうかね?港斗さん」

『あ、そうだ。巴さん、
残ってるまだ飲んでないお酒
お風呂に持って行って飲みましょうよ』

いつもの…狭い湯船に
対面座位の恰好で浸かりながら。
お酒の残りを飲んでいると。
いつの間にか…口移しの
お酒の飲ませ合いになって…。
いつの間にか…、それも
キスに夢中になってしまって居て。


『狭いお風には狭い風呂で…
こんな風に入れるから良いですよね?』

「でも…お風呂に入ってると
港斗君の…こうなっちゃうじゃん…」

『それは…お風呂に入って無くても
入ってても…関係ありませんって。
じゃあ、お風呂から上がって
リビング行きましょうよ、巴さん』



……と…まぁ…、
こんな感じで…私は
12歳年下の彼と
城崎温泉旅行を楽しんで。

アパートに帰って来ましたとさ…。






12歳年下の彼と城崎温泉旅行する話



            ー 終 ー


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