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私立桐邦音楽大学附属中学校
第9章 中学生らしい下着
2月14日 朝の登校時、弘斗は学校の最寄り駅を出た所で馴染みある人物を見かけた。
(直江?あいつ何してるんだ?)
弘斗と音楽会でのペアを組んでいる直江鍵次が同じ学園の女生徒から何やらプレゼントを受け取る姿が見えた。
(ほう……)
直江にプレゼントを渡した女生徒は直江にぺこりとお辞儀をして走り去って行った。
「おう、おはよう室賀」
弘斗の存在に気付いた直江と一緒に登校する。
「よお直江。モテる男は大変だな。下級生?」
「ああ……」
「なんだ?嬉しくないのかよ。多分それ見た感じだと本命だろ?」
直江の手には綺麗にラッピングされた箱があった。
「嬉しいは嬉しいけど角山から貰えないと意味ないから……」
「あー……」
「いいよな室賀は。角山から貰えて。」
「はぁ?去年の話か?あれ明らかに義理だぜ?」
確かに弘斗は去年のバレンタインデーに角山奏音からチョコレートを貰っていた。
「俺なんか義理もないしな。」
「なんで積極的に話し掛けないんだよ。」
「緊張して無理だ。」
「あ、それわかる!」
「え?」
「え?」
「なに言ってるんだ?お前いつも角山と気軽に話してるじゃん。」
「あ、あー…そっちじゃなくてなー……」
「???」
直江鍵次は恋する気持ちが理解できるようだ。
(直江?あいつ何してるんだ?)
弘斗と音楽会でのペアを組んでいる直江鍵次が同じ学園の女生徒から何やらプレゼントを受け取る姿が見えた。
(ほう……)
直江にプレゼントを渡した女生徒は直江にぺこりとお辞儀をして走り去って行った。
「おう、おはよう室賀」
弘斗の存在に気付いた直江と一緒に登校する。
「よお直江。モテる男は大変だな。下級生?」
「ああ……」
「なんだ?嬉しくないのかよ。多分それ見た感じだと本命だろ?」
直江の手には綺麗にラッピングされた箱があった。
「嬉しいは嬉しいけど角山から貰えないと意味ないから……」
「あー……」
「いいよな室賀は。角山から貰えて。」
「はぁ?去年の話か?あれ明らかに義理だぜ?」
確かに弘斗は去年のバレンタインデーに角山奏音からチョコレートを貰っていた。
「俺なんか義理もないしな。」
「なんで積極的に話し掛けないんだよ。」
「緊張して無理だ。」
「あ、それわかる!」
「え?」
「え?」
「なに言ってるんだ?お前いつも角山と気軽に話してるじゃん。」
「あ、あー…そっちじゃなくてなー……」
「???」
直江鍵次は恋する気持ちが理解できるようだ。