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私立桐邦音楽大学附属中学校
第9章 中学生らしい下着
いつもより早めに学校に着く弘斗。やはり男女共に何かソワソワとした雰囲気が漂っていた。
(なんでこんな時間にみんな揃ってるんだ?)
いつも遅刻ギリギリの生徒も早くから教室に揃っていた。弘斗も皆と同じ男子中学生、例外ではなかった。
(小山田は誰かにあげるのかな……)
恋する相手に好きな人がいるのか、あわよくば両想いだったら…なんて考えるのが思春期の少年少女たちの心中だろう。
そんな教室に少し遅れて注目のクラスメイトたちが登校する。
「おっはよー!」
角山奏音と高遠美月が教室に入ってきた。教室の空気が一変する。
そして……
「おはよー…ってえ?み…みんな早いね。」
小山田梨果も続いて登場した。
(ドキッ…お、小山田……)
無言で心をザワつかせる男子たち。しかしあくまでも皆平静を装う。
だが、一限目終了後の休み時間に事件は起きた。
「内藤くーんちょっといい?」
(えっ?!お、小山田……)
クラスメイトが一斉に聴覚をそちらに集中させる。
「んー?なに小山田。」
今日発売の週刊漫画を読みながら脳天気にそう答える内藤隆俊。
(内藤のやつ…よくもいけしゃあしゃあと!)
「いいからこっちきて。」
「おー。」
内藤は漫画を名残惜しそうにバッグにしまうと小山田梨果に招かれて廊下に出て行った。
「まじかよ……」
「ええー小山田さん趣味わるっ…」
「お、おい…女の敵の内藤が小山田に呼び出されたぞ?」
クラスメイトたちはコソコソと小声で話す。しかし内藤、散々な言われようである。
「室賀も去年あんな感じで角山にチョコ貰ってたよな。あの時もみんな驚いてたぞ?」
「そ、そうなのか?でも貰ったの既成の板チョコ一枚だったって言ったろ……」
「そ、それでみんな安心したもんだよな。」
「うんうん、多分小山田のも義理チョコだろ?しかも相手があの助平として名高い内藤だもんなぁ。」
「後で内藤に聞いてみようぜ?」
「そうだな。」
キーンコーンカーンコーン♪
(なんでこんな時間にみんな揃ってるんだ?)
いつも遅刻ギリギリの生徒も早くから教室に揃っていた。弘斗も皆と同じ男子中学生、例外ではなかった。
(小山田は誰かにあげるのかな……)
恋する相手に好きな人がいるのか、あわよくば両想いだったら…なんて考えるのが思春期の少年少女たちの心中だろう。
そんな教室に少し遅れて注目のクラスメイトたちが登校する。
「おっはよー!」
角山奏音と高遠美月が教室に入ってきた。教室の空気が一変する。
そして……
「おはよー…ってえ?み…みんな早いね。」
小山田梨果も続いて登場した。
(ドキッ…お、小山田……)
無言で心をザワつかせる男子たち。しかしあくまでも皆平静を装う。
だが、一限目終了後の休み時間に事件は起きた。
「内藤くーんちょっといい?」
(えっ?!お、小山田……)
クラスメイトが一斉に聴覚をそちらに集中させる。
「んー?なに小山田。」
今日発売の週刊漫画を読みながら脳天気にそう答える内藤隆俊。
(内藤のやつ…よくもいけしゃあしゃあと!)
「いいからこっちきて。」
「おー。」
内藤は漫画を名残惜しそうにバッグにしまうと小山田梨果に招かれて廊下に出て行った。
「まじかよ……」
「ええー小山田さん趣味わるっ…」
「お、おい…女の敵の内藤が小山田に呼び出されたぞ?」
クラスメイトたちはコソコソと小声で話す。しかし内藤、散々な言われようである。
「室賀も去年あんな感じで角山にチョコ貰ってたよな。あの時もみんな驚いてたぞ?」
「そ、そうなのか?でも貰ったの既成の板チョコ一枚だったって言ったろ……」
「そ、それでみんな安心したもんだよな。」
「うんうん、多分小山田のも義理チョコだろ?しかも相手があの助平として名高い内藤だもんなぁ。」
「後で内藤に聞いてみようぜ?」
「そうだな。」
キーンコーンカーンコーン♪