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私立桐邦音楽大学附属中学校
第10章 少女らしいブラジャー
弘斗が小山田に付いて行くと線路の高架下に放置自転車の集積所があった。
「こっちこっち。」
手招きをする小山田は慣れた素振りでフェンスの扉を開けて中に入っていった。
「ここ、入ったらダメなんじゃ?」
「大丈夫大丈夫。」
敷地に入ってすぐの所にプレハブ小屋があった。
「おじいさんこんにちはー!」
管理人なのかプレハブ小屋の中に80は越えているであろう老人がいた。
「やあお嬢ちゃん。また“しに”来たのかい?……おや?今日は彼氏と一緒かい?」
「ふふっ、まあそんなとこー」
「……」
冗談なのはわかるが心がズキリとした。
「おやおや、妬けるねえ。」
「また奥借りるね。」
「はいよ。」
スタスタと奥に進む小山田に続く弘斗。そこは堆く積み上げられた自転車で人目を憚ることができた。
「ここって……」
「私の秘密基地の一つだよ。」
数百はあろう持ち主を失った自転車たちに囲まれたそこは、時折頭上に列車の通る騒音が響いた。
「秘密基地……よく来るの?」
「……うん。」
「こんなとこに何しに?それにあのおじいさんは?」
「……内緒。」
「え……」
「いま下はナプキン着けてるからさすがに見せられないの。上だけ見て……」
「え?う、上って……?」
「ブラだよ。」
「ぶ!?ブ?!ぶら?!」
「ちょ、落ち着いて!」
小山田はスクールバッグを置き、ブレザーを脱いで壊れた自転車のハンドルにかけた。
「あ……」
ブレザーを着ているとわからない程度の胸の膨らみ、ブラウス越しだとほんのり盛り上げた膨らみが確認できた。
「……ふふふっ、なんだかんだ言って室賀くんもムッツリスケベなんだよね。」
「なっ!」
「じゃあいくよ?」
制服のリボンはそのままにテキパキとブラウスのボタンを外していく小山田。
「わわわわっ!お、小山田……」
慌てる弘斗。そう、体育の着替えを見たあの時とは違う。彼女には嘘をついたが今の弘斗は彼女に恋をしているのだ。
刺激に堪えかねて思わず目を瞑ってしまった。
「こっちこっち。」
手招きをする小山田は慣れた素振りでフェンスの扉を開けて中に入っていった。
「ここ、入ったらダメなんじゃ?」
「大丈夫大丈夫。」
敷地に入ってすぐの所にプレハブ小屋があった。
「おじいさんこんにちはー!」
管理人なのかプレハブ小屋の中に80は越えているであろう老人がいた。
「やあお嬢ちゃん。また“しに”来たのかい?……おや?今日は彼氏と一緒かい?」
「ふふっ、まあそんなとこー」
「……」
冗談なのはわかるが心がズキリとした。
「おやおや、妬けるねえ。」
「また奥借りるね。」
「はいよ。」
スタスタと奥に進む小山田に続く弘斗。そこは堆く積み上げられた自転車で人目を憚ることができた。
「ここって……」
「私の秘密基地の一つだよ。」
数百はあろう持ち主を失った自転車たちに囲まれたそこは、時折頭上に列車の通る騒音が響いた。
「秘密基地……よく来るの?」
「……うん。」
「こんなとこに何しに?それにあのおじいさんは?」
「……内緒。」
「え……」
「いま下はナプキン着けてるからさすがに見せられないの。上だけ見て……」
「え?う、上って……?」
「ブラだよ。」
「ぶ!?ブ?!ぶら?!」
「ちょ、落ち着いて!」
小山田はスクールバッグを置き、ブレザーを脱いで壊れた自転車のハンドルにかけた。
「あ……」
ブレザーを着ているとわからない程度の胸の膨らみ、ブラウス越しだとほんのり盛り上げた膨らみが確認できた。
「……ふふふっ、なんだかんだ言って室賀くんもムッツリスケベなんだよね。」
「なっ!」
「じゃあいくよ?」
制服のリボンはそのままにテキパキとブラウスのボタンを外していく小山田。
「わわわわっ!お、小山田……」
慌てる弘斗。そう、体育の着替えを見たあの時とは違う。彼女には嘘をついたが今の弘斗は彼女に恋をしているのだ。
刺激に堪えかねて思わず目を瞑ってしまった。