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妄想実現SMクラブ 「Five Hours」
第7章 新たに覚えた刺激
「フッ…ンンッ…ァァン…ンンッ…やめ…」

筆がお尻の割れ目に入ってきて、その柔らかい毛がゆっくりと何度も上下に擦れていく。今度は割れ目から横に広がるように撫でてくる筆。まるでお尻にメイクをしていくように、内から外側にお尻の曲線に沿って刺激が加えられる。お尻が弱点である私の体は、さらに弱い場所を探すかのようにお尻を起点にして、その周辺を集中的に撫でられた。

その時、背中に固定されていた腕が触れられた。握りしめられた。きっと手のひらだと思った。さっきまでにはなかった熱が伝わってきた。それが腕の縄を引っ張っている。左右の二の腕にかかる縄を引き、脇縄も引いてくる。この順番は、まさか、私を縄で縛っていった順序と同じだ。同じように二の腕と脇の縄を引かれていく。私は暗闇の中で縛られていった過程も思いだした。そして続けられる全身性感帯のようになった、私の体へのソフトな愛撫。もう私の心と体は陥落寸前だった。でも気持ちよくさせる、と言った彼の言葉を信じ、私は最後にいけると思い必死に我慢した。
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