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妄想実現SMクラブ 「Five Hours」
第4章 完璧緊縛主義者の男
「こうされると…捕まった気分にならない…?」
そして彼は再び背中の中を引いた。
私は「ァンッ…」と声が出てしまい、それを誤魔化したくて、「捕まった気分になる…」と正直に答えていた。

ジュンさんの重みから解放されてからも、私はうつ伏せのまま首を横にして、大きく息をして放心状態だった。

「真琴さん、お縄を頂戴する時が来たみたいだね…逃げようとしたんだから、当然の報いだよね…神妙にお縄につきなさい…」

「ジュンさん、その表現は…」

「そう時代劇だよ。真琴さんの大好きな…十手持ちが悪人に『堪忍しろ』って意味で使う表現だよね…」

「わ…私…悪人じゃない…」と言いつつ、胸は熱くなっていた。
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