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さようならも言わずに~恋は夢のように儚く~
第3章 弐
「お都弥ちゃんが亡くなる前まで力を振り絞って描いた絵蝋燭。石澤のお殿さまにきっと、きっと渡して欲しいって言い残して息を引き取ったそうです」
―今度、逢うときまでには描いて貰えるか。
―そう―ですね。今度、お逢いするときまでに。
―約束だ、きっとだぞ。
――はい、きっと。
 何故、どうして、気付いてやれなかったのだろう。あのときのお都弥は確かにいつもとは違っていた。何かに耐えるような、痛みを堪(こら)えるような表情で嘉門を見つめていた。
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