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僕のとなり
第8章 薔薇
ベッドのシーツに僕が今放った精液が大量に流れて行った。
優真のペニスが激しく脈打っているのが分かる。
僕は、ヘナヘナとベッドにうつぶせに倒れ込んだ。
その上から、押し重なる様に優真も倒れ込んでくる。
僕らは手を握りしめていた。
「男同士でも、身体はちゃんと繋がるだろ?」
「う、うん…」
僕はちょっと恥ずかしそうにそう頷いた。
「好きだぜ、薫…」
「僕もだよ…」
優真は僕の身体をしっかりと抱きしめてくれた。
そして、背中にキスをしてくれる。
愛し合うのに男女の性別は関係ないのかも知れなかった。
僕は優真とセックスをしている時、とても心も身体も満たされていたのだ。
確かに初めてだったから痛みは感じたけど、気持ち良さも感じたのだ。
相手を思う気持ちは男女共同じなのではないか。
そう、思わずにはいられなかった。
僕はベッドのシーツに流れている精液をティッシュで拭き取った。
優真はコンドームを抜き取ると口を結んでゴミ箱に捨てた。
僕らは裸のままキツク抱き合った。
そして、そのまま甘くて深い眠りへと落ちて行った。