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12歳年下の彼とバレンタインする話
第2章 2月7日の水曜日
2月3日の翌日の4日には
一緒に不動産屋さんに行って、
ふたりで暮らすのに良さそうな
物件をいつくか見せて貰って
その中の良さそうなのを2軒、
見学にも行かせて貰ったんだけど。
即決するほどの物件は見つからなくて、
4日の日は…また別の
不動産屋さんを観に行く事にした。
不動産屋さんが言うには、
転居を考えている人は2月の終わりから
3月に掛けてが多いので、
物件数が増えるのが3月なので
2月の後半ごろに…なれば
もっといい物件を紹介できますよと。
そんな感じの話をして、4日の日は
戻って来た…訳なんだけども。
毎週金、土、日曜日と…、
週の真ん中の水曜日は…
彼氏である港斗君が泊まりに来る日で。
今日は…2月の7日の水曜日。
彼とはジムで合流して
一緒にトレーニングして、
近くの居酒屋でビールを1杯飲んで。
私のアパートに来る事になってる。
私の生理も…終わったので、
久しぶりに…えっちが出来る日…で。
食事も…飲んだ時に済ませたから。
一緒にお風呂に入る為に
お湯張りをしている最中で。
何時もの様に…リビングの
脚付きマットレスの上で
2人でキスをしたりして、
イチャイチャして過ごす。
あの…くまポチ邸でランチした後に
週末の南京町の春節祭に、
葵ちゃんと小林君のふたりで
デートをしに行く事になったみたいで。
「そう言えば…、前嶋さんは?
この前も…忙しいって
そんな感じの話をしてたけど…」
『ああ、前嶋さんですか?
そっちは…結婚するみたいですよ?
春には結婚式したいって言ってましたから。
それの調整とか忙しいみたいですけど、
家も建てるって言ってましたし…』
……え?この前…と言うか…
12月の時…は…、
森園美海への復讐劇を…してたのに?
まだ…2ヶ月ほどしか…経ってないのに?
そんなとんとん拍子で
結婚が決まったりするかな?と。
巴が疑問に思って居ると。
『前嶋さんの…元婚約者の女性って
結構いいお家柄のお嬢様だったらしくて、
新しい婚約者の男は、
なんか…素行調査して貰ったら
良い家の…お坊ちゃまのフリした
結婚詐欺だったみたいなんですよ…』